ランの魅力は、何といっても種類の多さ。その数は約2万5千種とも言われており、
ほとんどが亜熱帯、熱帯域に生息しています。一般的にランの栽培には水苔を使いますが、
ランの多くは地中ではなく木や岩の上に根を張る「着生ラン」。
木に着生させる栽培法は、ランにとっては自然な環境なのです。
作り方も簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。
ランには着生種と地生種があります。
園芸店で見られるラン(シンビジューム、胡蝶蘭、カトレヤ、デンドロビューム、オンシジューム、バンダ等)のうち
地生ランはシンビジュームだけです。「着生種」であることをご確認の上、苗をご用意ください。
花が終わって新芽・新葉が出かけた頃が最適です。
水苔・ハサミ・ピンセット・ビニタイ
着生したいランを鉢から抜きます。
根を折らないように古い水苔を取り、よく洗います。
傷んだり、平たくなっている古根は切り取ります。
新しい水苔を根本やすき間に詰め、根全体を包みます。
ハンギングの場合は、ビニタイやひもを使い、ランの根部と胴部を固定します。鉢植えの場合は、根本が隠れる程度まで植え込み、鉢とのすき間に水苔を詰めます。