コルクは、加工しやすいことに加え、見た目にも独自の風合いを持っているので、各種のディスプレイやちょっとした造形品などの材料として人気ものです。工作に向いたコルク材や、コルク樫から剥いたまま無加工のバージンコルクなど、様々なものが出回っています。
コルクはその加工のしやすさ・滑りにくさから、多くの身の回り品で使用されています。良く目にするものだけでも、コースター、釣り竿のグリップ、傘の柄、積み木、サンダルなど色々あります。変わった例では、ハンドバッグの素材として使われたり、硬球の芯などにもコルクが使われています。
コルクには、普通の木材に比べて腐りにくい特長があるため、植木鉢・プランター、あるいはそのカバーなど、園芸用に使われることも良くあります。特にバージンコルクは、自然の風合いを強く持っているので、花が生き生きして見えます。その他園芸用としては、土の改良材として使えるコルク粒・炭化コルク粒や、鉢の中敷きとして使えるコルクシートなどが商品化されています。
園芸用コルク
コルクは、その絶縁性・耐久性・難燃性から、工業製品の材料にも使われています。
例えば、車のブレーキ・クラッチシューに混ぜたり、特殊な例では宇宙船の断熱材にも使用されています。